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風評と偏見と。

花粉症最盛期なのか?えみり猫です、こんばんは。

いやーー…掻いてはいけない…わかっちゃいるのに掻いてしまってえらいことになってます。目が。
ほんっと、最悪です。このあとカモガヤが飛ぶのか…

………ふっ。


さて、福島原子力発電所に思うことあってこれ書いてます。
どう考えるのか、どう感じるのかは個人的なことなので、これはあくまで私的意見です。
内容ははるかに長く、重いです。




およそ予想していたなかったほどの大震災で、現在福島原子力発電所は大変な事態が起きています。
それは様々なメディアを通じて既にご承知のことと存じますが…。

先日、新聞に『福島県で農業を営む60代の男性が風評被害を憂いて自殺』という記事がありました。
発電所から50k以上も離れた地域でキャベツを生産している農家の方です。
出荷制限により、今後の先行き不安を憂いての出来事でした。
福島にいたら被曝するかもしれないからと大学入学を辞退した人もいるそうですね。
大学は一体どの地域にあったのかと調べてみたら、30k以上離れている福島市でした。

目には見えない放射能…原子力発電所でウラン燃料を使えば必ず発生するプルトニウム239は『冥界の王』の名前に似つかわしい、まさに冥界の物質。猛毒性の強い放射能です。
ウラン鉱石の中に存在するウラン238から取り出すことでしか存在しないプルトニウム。
確かにそれは恐ろしい物質です。色も、においも、味もしない…目に見えない猛毒。
人類が作り出した中で過去最悪の物質と評されたのが、ダイオキシンとこのプルトニウムです。

かつて、これを兵器として利用し、実際にこの兵器を使われ被害にあった街があります。
広島と長崎です。
(もっとも、プルトニウムを使用したのは長崎の原爆。広島はウランのみを使用した最初で最後の原爆です。)
水爆実験では、太平洋の美しい環礁が死の海へと変りました。
知らずに死の灰を浴びた現地の穏やかな人々。とりどりの海の生き物たち。
日本の漁船もこの被害にあった事を知る人は、今はもう少ないのかもしれません。

原爆が投下された当時、幼かった父は爆心地から30kほどの山口県との県境の町に、母は20kほど離れた瀬戸内の島に住んでいました。
被災から3日後に学徒動員の子供たちや友人知人を捜しに爆心地へ入った大人たち。
その中に私の伯母や伯父もいました。原爆手帳も持っています。
連れ帰った亡骸に残っていた僅かな衣服や頭髪も放射能に汚染されていたのですが、それが我が子の亡骸なのです。親しい者たちの変わり果てた姿なのです。
どうして触れずにいられるでしょうか。せめて綺麗にしてやりたいと思うのが人の心というものでしょう。
そうして知らず知らずに二次被爆をした人もたくさんいました。
友人の多くは親が被爆した『被爆二世』です。それが普通でした。
街の至る所に厄災の爪あとを見ることが出来ました。それが日常でした。
25年、私はあの街で暮らしてきました。それが全てでした。
その普通の日常の全てを、私はとても愛していました。今もそうです。
だから差別を受けるということがどういうことなのかわからなかったのです。

勤めはじめた翌年、研修を受けるために東京へ出張でやってきたときのことです。
最初のオリエンテーションで出身地を名乗ったとき、都内から参加した男性と他県から参加した男性に聞かれた質問は

 「ご両親は被爆したのですか?」
 「今も市内には高い放射能が残っているのですか?」
 「放射能の影響ってどんなことがあるのですか?」
 「正直、怖くはないですか?」

…それが今回の研修とどういうつながりがあるというのでしょうね。
原爆投下から、既に40年近くになりますが?
今は焼け野原ではなく、水と緑の豊かなそれはそれは美しくきちんと整備された街になっていて、原爆ドームも今や修学旅行のコースですよ?
幸い両親は直接被爆はしませんでしたが多くの親戚は原爆手帳を持ってますし、住んでいる所が怖けりゃとっくに引っ越してますけど。
ちょっとカチンときて端的に申し上げたところ、ああそうですか、と特に悪びれた風もなくそっけない答えがかえってきました。
その後、様々な研修でグループ分けすることがあったのですが、その方々と同じ班になることは4日間の間ただの一度もありませんでした。

ほんの少しでも正しい知識が得られていたのであれば、こんな質問をすることはなかったでしょう。
広島で生まれ育った人でこんなことを聞いてくる人はいません。
比治山の影になった地区は爆心地から2,3kですが、ここで井戸水や水道水を飲んで生活していました。
終戦の物のない時代です。ここで栽培された食物を食べて人は生活しました。
そうしなければ、生きていけなかったからです。
まして10k以上も離れていれば、当然食べるためになんの疑問も持たずその土地を耕しその水を飲んできたでしょう。
私の両親も、親戚も、そうして戦後を生きてきました。
高齢からか次々と他界しましたが、両親ともに現在抱えている病気は糖尿病。
放射能とは関係のない、生活習慣病です。どこにでもありふれた現状です。
確かに残留放射能の影響は計り知れません。
事実、未だにその影響で苦しんでいる方々もいらっしゃる。
ですが、今もあの街で暮らしている人々みんなが残留放射能で生命の危険にさらされているわけではないのです。
全国の平均寿命統計や罹患統計からみても、それは明らかです。
25年間育ってきた私も、肥満と腰痛と花粉症に悩まされてはいますが、それ以外は普通です。

都内の浄水場からヨウ素が検出されて不安だからといって水を買占めに走った方は、いったいどれだけ離れた場所で騒いでいるのかご存知でしょうか。
100k以上も離れた場所ですよ。
本当に不安なのは30k以内に住んでいる人々のはずです。その人たちの水をも買い占めて手にした水で安心しましたか?
福島県は、総面積では全国第3位という大変広く大きな県です。
生産された農作物や原乳は30k以内の範囲だったでしょうか。
自殺した農家の方は、はるか離れた土地を耕していました。
おかしいとは思いませんか?
どれだけ離れていれば安全だというのでしょう。
食べるものが不足しているといいながら、問題のない食品まで無駄に廃棄しているなんてヘンでしょう?
隣の茨城や群馬、栃木でも同じ状況だなんて、ナンセンスすぎます。
放射能を蓄えているその物質は、燃料として加工されたものです。
投下された瞬間から致死量の放射能を撒き散らした兵器ではない。
原子炉も、チェルノブイリとは全く違う構造です。
メルトダウンした後、黒鉛火災を引き起こし放射能を拡散したわけではない。
まして、国家でそれを隠蔽しようとしたなどと言語道断です。
少なくとも、東電と政府は稚拙ながらでも情報を開示しているじゃないですか。

何かおかしな偏見と知識で放射能を考えてはいませんか?
確かにそれを扱うことは、現在の人類ではまだ未熟だったのかもしれません。
しかしそれを知りうるだけの知識を得る事は、昔に比べてはるかに簡単に出来るのです
間違った偏見で、差別をするのだけはやめてください。
お門違いの風評は、混乱を招くだけだと気付いてください。


原子爆弾という兵器が残した放射能で60年草木も生えないと言われていた広島。
その土地に、翌年花をつけた木があります。
それがキョウチクトウ。
復興と再生の象徴として市の花に指定され、今も白い美しい花を咲かせています。
被災地の一日も早い復興を願わずにはいられません。



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